治療後のメンテナンスでインプラントを長持ちさせましょう

チタンでつくられたインプラント(人工歯根)そのものの寿命は半永久的ですが、だからといって半永久的に安心して使い続けられるとは限りません。実際には、残された歯や歯ぐき、顎の骨や全身の状態、アフターケアの仕方など、それぞれの条件によって長く使える場合とそうでない場合があります。

治療で入れたインプラントを常に良好な状態に保つには、毎日のホームケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。東京・名古屋にて7医院を構える医療法人スワン会(スワン歯科)では、インプラント治療後も半年~1年に1回の定期検診をおすすめしています。

インプラントを失わない2つの条件

インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきは人工物ではないので、「インプラント周囲炎」という病気にかかるリスクがあります。インプラント周囲炎は歯ぐきなどの歯周組織に対して歯周病に似た症状を引き起こすトラブルで、顎の骨が溶かされてしまうと、最悪の場合にはせっかく入れたインプラントが抜け落ちてしまいます。

このインプラント周囲炎を防ぐためには、第一に歯周病を完治させてからインプラント治療を行うこと、そしてインプラント治療後には細やかなメンテナンスを徹底することが大切です。「自分の歯で何でも噛める喜び」を再び失うことにならないよう、スワン歯科でメンテナンスを行いましょう。

スワン歯科のメンテナンスプログラム

インプラントを10年、15年、20年と長持ちさせるには、インプラントを支える歯周組織を正しく管理していく必要があります。それには、術後のメンテナンスが非常に大きな役割を担います。スワン歯科では東京・名古屋のすべての医院で、メンテナンスプログラムにそって下記のような検査・処置を行っています。所要時間は約30分から1時間程度です。

STEP 01カウンセリング

はじめに、全身の状態について詳しくお聞かせください。その際、お薬を飲んでいる場合は種類や量も確認いたします。

STEP 02口腔内診査

インプラント装着後は噛み合わせが変わっていることがあり、気付かないうちにインプラントを傷めていることがあるので、噛み合わせ調整を行います。インプラント構造物の緩みがないか、インプラント上部構造が緩まずに装着されているかを確認します。これにより、インプラント上部構造の脱落が防げます。続いて、歯肉炎や歯周炎の有無、炎症の程度を歯肉の状態からチェックします。また歯に異常な動揺が生じていないか、状態の悪化がないかを診査します。

STEP 03ブラッシング指導

口腔内の清掃状態をチェックし、必要に応じてアドバイスをいたします。インプラントを快適に使い続けるには、定期的に検診を受けていただくと同時にご自宅でのメンテナンスが重要になるからです。ただし、特別手間がかかることを毎日しなければならないというわけではありません。基本的には、プラークコントロールをするだけです。

最近ではデンタルフロスや歯間ブラシを使う方も増えてきましたが、インプラントでも同じようにしていただくと良いでしょう。場合によっては、インプラントの周囲を専用の道具できれいにしていただくこともあります。歯肉炎を起こしていても、軽度なら毎日のプラークコントロールをきちんと行うことで回復していきます。

STEP 04X線診査

1年に1回はレントゲンを撮り、口腔内全体のメンテナンスをしていただくようおすすめしています。歯と歯を支える顎の骨の状態を詳しく調べるために必要なステップです。

STEP 05インプラント周囲のクリーニング

ご自宅でどんなに丁寧にブラッシングをしていても、完璧に汚れを取りきることはほぼ不可能です。こうしてできたインプラント周囲のみがき残しは、歯科医院で徹底的にクリーニングしましょう。まずは、超音波スケーラーや手用スケーラーによって歯垢や歯石を除去します。歯肉炎の状態によっては、上部構造を取り外して清掃を行います。最後にインプラントの上部構造のポリッシングを行い、細菌などの付着を予防します。

治療後も定期的なメンテナンスによってインプラントを美しく長持ちさせられるように、口腔内の健康を維持することが大切です。治療が完了したら、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後とこまめに検診をさせていただき、その後は6ヶ月~1年に1回の定期検診となります。