歯の色でお悩みの方、白い歯に憧れる方に“ホワイトニング”

歯科コラム COLUMN

以前のコラムでもご紹介しましたが、改めてライオン株式会社による
「オーラルケアに関する意識調査」の結果をご覧ください。
20代~50代の女性の4人に3人が、「歯のくすみ・黄ばみ」を気にしていることが分かります。

■参考URL:https://www.lion.co.jp/ja/company/press/2010/pdf/2010010.pdf
■調査対象:首都圏在住の20代~50代の女性516人

歯のくすみ・黄ばみを解消する方法の一つとしてセラミック治療がありますが、
まだあまり知られておらず、敷居が高く感じる方が多いのが現状です。
それに比べ認知度も高く、手軽に試す方が多いのが「ホワイトニング」です。
以前は芸能人やセレブがするものというイメージもありましたが、
今は性別・年代を問わず一般の方がホワイトニングを受けるのも珍しいことではなくなっています。
今回は、その“ホワイトニング”について解説していきましょう。

そもそも何で歯が汚れるの?

ホワイトニングの解説の前に、まずは歯が汚れてしまう原因から。
私たちの歯に付く汚れの種類は、大きく「歯垢(プラーク)」「歯石」「ステイン」の3つに分けることができます。
歯垢(プラーク)や歯石はご存じの方も多いと思いますので、ここでの説明は割愛しますが、
ステインは耳慣れない方もいらっしゃると思います。
これは、「歯の着色汚れ」のことを指し、飲食物やタバコが原因となって付着します。

ステインが付きやすい主な飲み物 ステインが付きやすい主な食べ物

コーヒー、紅茶、緑茶、烏龍茶、
赤ワイン、コーラ、ココア…など

チョコレート、カレーライス、ぶどう、
ブルーベリー、ケチャップ、ミートソース…など

このように、ステインが付着しやすい飲食物は私たちの身近なものばかりです。
食事のたびに私たちの歯に付着していると言ってもいいかもしれません。
白くきれいな歯を保つためには、ステインが付きやすい飲食物を口にしないことがベストですが、現実的にはちょっと難しいですよね。
重要なのは、上記のような飲食物を口にしたら、できるだけ早めに歯を磨くこと。
すぐに磨けない場合は、口をすすいだり、水を飲んだりするだけでも効果的です。
口の中を洗い流すことで、ある程度はステインの付着を抑えられます。

セルフケアだけではステインは除去できない!?

こまめに歯磨きをしたり、食後に口をすすいだりすることで、ステインの付着を最小限に抑えられますが、
完璧に防げるわけではありません。
セルフケアだけステインを予防・除去するのは難しく、個人差はありますが、徐々に歯は着色していってしまいます。
そこで、お試しいただきたいのが「ホワイトニング」です。
歯の色が気になっている方は、着色がひどくなる前に一度ホワイトニングをご検討ください。

ホワイトニングって何?

ホワイトニングは、歯を削ることなく、直接歯に薬液を浸透させて歯の色を白くする施術です。
自宅で行う「ホームホワイトニング」と、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」が一般的です。

ホームホワイトニング

あらかじめ歯科医院で作製したマウスピースに薬剤を注入して、
1日に数時間、2週間~1ヶ月程度装着することで歯を白くしていきます。
白さが長持ちするのがメリットです。

オフィスホワイトニング

歯科医院で、歯に薬剤を塗って特殊な光を当てることで歯を白くしていきます。
短期間(数回の施術)で効果が出るのがメリットです。

>> それぞれのホワイトニングの詳細・施術の流れはこちら

これから夏本番!白くきれいな歯で、夏を思いきり楽しみたいですね。
人によって、またお口の状態によって効果の出やすい方法は異なりますので、
まずは一度、歯の色に関するご要望やお悩みを歯医者さんに相談してみましょう。