審美治療を受けるなら、どのポイントを改善したい?

歯科コラム COLUMN

審美治療を受けるなら、どのポイントを改善したい?

最近、人気が高まっている「審美治療」。以前は、芸能人やモデルさんが受ける施術というイメージでしたが、近年は敷居が下がっており、特に、白い歯にするためにホワイトニングを受ける人などは増えてきています。

そこで今回は、「審美治療を受けるならどのポイントを改善したい?」というアンケートをとってみました。結果は右のグラフのとおり。「歯の色」「歯並び」と答えた人だけで、実に9割以上に上りました。回答者のコメントを見ながら、それぞれのポイントについて解説していきましょう。

歯の色:53%

  • ・ホワイトニング効果があるという歯磨き粉を使っているが、効果が得られない(30代/女性)
  • ・虫歯治療で被せた銀歯を自然な色に見えるようにしたい(40代/男性)

アンケートでは「歯の色」と答えた方がもっとも多く、半数以上に上りました。回答者のタイプを2つに分けると、黄ばみ・着色を気にしている方と、銀歯・金歯など過去の治療痕を気にしている方に分かれます。黄ばみなど着色の改善法としては、ホワイトニングやセラミック治療が思い浮かぶかもしれませんが、歯科医院でクリーニングを受けるだけできれいになるケースもあります。まずは歯科医院でクリーニングを受けてみてはいかがでしょうか? 銀歯・金歯でお悩みなら、白い素材に替えるセラミック治療をご検討ください。
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歯並び:40%

  • ・年とともに歯並びが悪くなってきた気がする(30代/女性)
  • ・以前から歯並びが気になっていて、人前で笑うのが苦手(30代/女性)

2番目に多かった回答は「歯並び」でした。歯並びが悪い方は、どうしても見た目の影響を気にすると思いますが、健康に及ぼすリスクも知っておかなければいけません。歯並びが悪くてお悩みの方のなかに、「歯磨きがしにくい」とコメントした方がいましたが、実際に不正歯列の方は汚れが溜まりやすく、虫歯が発症・再発しやすい傾向にあります。美しい笑顔で健康に過ごしたいという方は、一度、矯正治療を真剣に検討してみてはいかがでしょうか?
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歯茎の色:3% / 歯茎の見え方:3%

  • ・歯茎が黒ずんできて心配している(60代/男性)
  • ・笑うと歯茎が見えるのが小さなころからの悩みなので(30代/女性)

歯茎に関するお悩みで多いのは、「黒ずみ」と「ガミースマイル」の2つです。歯茎の黒ずみは、レーザー治療など改善できる方法があります。ガミースマイルも、原因によって治療法が変わってきますが、改善する方法はあります。一度、歯科医院に行ってみましょう。「年だから仕方ない」などと自己判断せずに、受診することが大切です。
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新宿スワン歯科・矯正歯科 院長より

今回のアンケートでは、歯の見た目を気にしている方が多い反面、歯茎の見た目を気にしている方は意外と少ないことが分かりました。しかし、歯茎が黒ずんでいたら印象もマイナスになってしまいます。また、歯茎が腫れていたり下がっていたりしたら、見た目が良くないだけでなく、歯周病の感染を疑わなければいけません。

歯と歯茎、この両方が健康であってはじめて、口元全体でバランスの良い美しさが実現します。日頃から、歯と同じくらい歯茎の健康・見た目にも気を遣っていただきたいと思います。

次回の歯科コラムは、9月28日(水)の公開を予定しております。ぜひ、お楽しみに。