インプラントについて②

インプラントのデメリット

インプラントのメリットはよく聞くけどデメリットってないの?どの治療においてもデメリットは存在します。インプラント治療のデメリットを5つ紹介します。

①インプラントができない人もいる
インプラント治療は、すべての人が受けられるというわけではありません。インプラントを埋め込むことによってその部分は骨の成長が妨げられることから、まだ顎の骨などが成長していない人、成長過程の人(子供)はインプラント治療ができないのです。骨の成長を終えた大人でも、糖尿病の人や口腔環境が良くない人、顎の骨が足りていないという人はインプラント治療を受けることができません。こうした人は、インプラント治療をする前に、それらのリスクをなくす治療をする必要があります。
②インプラントが骨と付かないことがある
インプラント治療は、必ずしも治療成功率が100パーセントというわけではありません。歯科治療の中でも、外科手術を伴う大がかりな治療となっています。外科手術を受けることによってこれまで問題がなかった神経や血管にも影響が出てくる可能性があるのです。加えて、人によってはインプラントと骨がしっかり結合しないというケースもあります。特に、インプラント治療期間が短くて済む1回法を選ぶ人に多くみられるケースです。
③保険で治療ができないため、治療費が高額
インプラント治療は、通常の歯科治療と違い、健康保険の適用外治療(自由診療)として扱われることがほとんどです。そのため、治療に関する費用は全額自己負担になるのです。通常の歯科治療に比べると、検査や治療期間、治療方法に時間や技術を要するため、その分治療費も高くなってしまうのです。特に外科手術の際に、細菌感染がないよう、環境管理に注意を払いながら手術を行なうため治療費がかかってしまいます。
④治療が長期にわたる
インプラント治療は、通常の治療に比べるとかなりの期間を要するという点もデメリットの1つです。「インプラントの治療の流れ」を見ても分かる通り、インプラントと骨が結合するまでにも半年近くかかるため、加えて他の治療や手術もするのであればさらに治療期間は長くなります。最近では、治療技術の向上により以前よりも早くインプラント治療が完了する方法も誕生していますが、やはり他の歯科治療に比べると治療期間が長いことに変わりありません。
⑤メンテナンスは必要
インプラントは自然歯に近いこともあり、治療後の管理も歯磨きやオーラルケアでよいため、非常に楽です。しかし、一度治療が完了したからといって、歯医者での定期検診をしなくて良いというわけではありません。治療後は数ヶ月、半年~1年に1回、定期的に検診を受けることが大切です。また、日々の手入れを間違った方法で行なってしまうと、歯周病(歯槽膿漏)でインプラントが使えなくなってしまうこともあります。手入れ方法に不安を感じる人は、自宅での正しいケア方法を医師に聞いておくことが大切です。

デメリットを回避する方法

インプラント治療にはいくつかのデメリットが存在しますが、それらを回避する方法も存在します。満足いく治療効果を実感するためにもデメリットを回避する方法を知っておきましょう!

・口腔環境を整えておく
インプラント治療におけるデメリットの1つである治療期間が長いという点ですが、口腔環境をしっかり整えておくことによってインプラント治療以外の余計な治療期間を必要としないため、期間を最短にすることが可能になります。いざインプラント治療を始めようとした際に、虫歯や歯周病、矯正が必要な歯が見つかってしまっては、インプラント治療を始めるのも遅くなってしまいます。できるだけスムーズに治療を進めていくためにも、日頃から歯科検診をしっかり受けて口腔環境を整えておくのが良いでしょう。
・名医を選ぶ
インプラント治療な外科手術を伴う大がかりな治療になり、外科手術は高度な技術が必要とされます。そのため、医師の技術力に仕上がりが大きく左右されると言っても過言ではありません。インプラント治療を始めたのは良いけれどもなかなか骨とインプラントが結合しない、治療後、歯茎に赤みや腫れが出てきたというケースはインプラントの素材や治療方法が本人に合っていなかったケースもあります。こうした症状を起こらないようにするためにも、検査からアフターケアまでしっかり行なってくれる医師を選ぶことが大切です。技術力の高い名医に治療を依頼することによって、安心して治療に受けることができるのです。
・クリニックは比較して選ぶ
インプラント治療を受けることができるクリニックは年々増え続けています。どの地域でも治療を受けることができますが、クリニックによって、設備環境やスタッフのレベルは大きく異なります。設備環境が整っているクリニックであれば、インプラント治療で重要となる検査も入念に行なうことができるため、自分の口腔環境や骨に合った治療計画を立てることが可能となります。また、外科手術を伴うため、細菌の感染には細心の注意を払わなければなりません。クリニックやスタッフ、医師の清潔感、設備や実績数など細かい部分までチェックしてからクリニックを選ぶのも1つのポイントです。
・生活習慣の改善
糖尿病や喫煙者、歯周病リスクの高い人はインプラント治療を受けることができない場合が多くあります。しかし、糖尿病だからといって必ずしも治療を受けられないというわけではなく、血糖値のコントロールをしっかり行なっていれば治療を受けることが可能となります。糖尿病が進行してしまうことによって、体が本来持つ免疫力などが低下してしまいます。そのため、歯周病を引き起こす可能性が高くなります。インプラント治療を終えたあとでも、糖尿病リスクがある人は定期的に検診を受けて口腔の健康状態を維持することが大切です。治療を受けたいのに受けられない、という事態にならないためにも、普段から生活習慣には気を付けておくのが良いでしょう。
・医療費控除を活用する
できるだけインプラント治療費用を抑えたいという人は、医療費控除を活用するのも1つの方法です。インプラント治療はこの医療費控除の対象にもなっています。医療費控除は、年間で10万円以上の医療費が発生した際に利用できる国の制度となっています。医療費の控除額には上限があり、200万円までと定められています。医療費控除額に応じて、所得税の還付金や住民税の減額金額が変わってきます。

次のページではみなさんが気になる治療費について説明致します。

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  3. 3.インプラントの治療費はどのくらい?に進む
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